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特色

2016年度4月から先端ICTデバイスラボ小金井拠点とNICT中長期計画の研究課題を支える拠点として神戸クリーンルーム棟を一体運用で立ち上がりました。

有機ナノ材料や超伝導材料など革新的な材料開発や物性科学を基礎とし、ナノレベルの精密な加工技術と組み合わせることによって機能的なICTデバイスへと昇華、次世代の情報通信技術のブレークスルーを目指し、これらの材料利用に特化した薄膜製造装置や微細デバイス加工プロセス装置、さらには、材料物性やデバイス特性評価のために必要な様々な装置を運用しています。

設計から試作、評価を一貫して実現できる拠点です。

2018年度における内外の利用者総数はのべ1,941名(前年比105名増)を数え、活発かつ有効な装置・施設利用が進んでいます。

研究紹介  ~先端ICTデバイスラボ 神戸を利用した主な研究~

ナノ機能集積プロジェクト

超高速・低消費電力を実現する電気光学ポリマー(EOポリマー)デバイスの研究等。
特異な機能を持つ有機材料(炭素を主な材料として、酸素、水素、窒素原子などと結合したものの総称。例:プラスチックなど)と無機材料(有機材料以外のものの総称。例:セラミックスや金属など)をナノサイズ(1ナノ=1㎜の1000000分の1)で組み合わせて、超高速・低消費電力の光制御デバイスを実現する研究開発。

ナノ機能集積プロジェクト
ナノ機能集積プロジェクト

超伝導デバイスプロジェクト

電気抵抗ゼロという超伝導現象を利用した全く新しい原理で動作する超伝導デバイスを研究開発。具体的には、窒化物材料(窒素と金属元素の化合物)をコア技術として
・超高感度な電波・光子(光の粒子)検出器
・AIの処理を格段に加速させる超伝導量子ビットデバイス
・超高速・低消費電力で動作するデジタル信号処理回路
の研究開発

超伝導デバイスプロジェクト
超伝導デバイスプロジェクト