• 印刷

オープン化による異種ベンダネットワーク資源相互接続促進技術

 異種ベンダ間相互接続(制御管理の自動化を含む)を促進するオープンな光ネットワーキング技術はCAPEX、OPEX、故障時の修復コストの低減に寄与することが期待されます。さらに同種の技術が災害時には、ベンダに依存した従来の光ネットワーク復旧におけるベンダ備品の在庫不足、部品サプライチェーンの停止などによる修復資源の不足問題を質的に改善することが期待されます。本研究は、これらの問題に対して、ディスアグリゲーション化+オープン化による光ネットワークの研究開発、特に、今後この斬新な光ネットワークが備えるべきと強く考えるレジリエンシー強化を中心として研究開発を行います。
 また、現在、MPLSやイーサネット等の異種パケットトランスポートネットワークはそれぞれ独立に建設・運用されており、平常時に資源の統合・利活用ができません。また、災害時にネットワークの復旧はネットワーク内に閉じられ、ノード及び下位回線の復旧を待つため、ネットワーク復旧時間が長くなる傾向があります。ネットワーク外部に仮に他の異種パケットトランスポートネットワークの資源が存在しても、柔軟な異種トランスポートネットワーク間の相互接続技術が存在しないため、それらの資源を活用できません。本研究では、平常時・災害時問わず、異種トランスポート通信資源の統合・利活用を図り、輻輳緩和及び通信早期復旧に資する相互接続技術について研究を行います。
 
オープン化による異種ベンダネットワーク資源相互接続促進技術