革新的情報通信技術研究開発委託研究

社会的なインフラとして衛星コンステレーションネットワークを確立するために、今後の検討の土台となるシミュレータを開発し、経路切り替え機能の実装とその性能を評価している、社会的要請が高い喫緊の課題に関する成果・果実であり、費用対効果としても十分と考える。

短期間の研究開発ではあったが、衛星コンステレーションのスループットや遅延を評価する道具立てが整えられた。今後の研究開発のためのスタートとなる基盤技術であり、その活用は波及効果も大きいものと考えられる。

ただ、今後はシミュレータに使用するPCのスペックや利用条件など現実の状況をより反映する必要がある。また、スケーラビリティや汎用性を高め、より一般的な衛星コンステネットワークシミュレータとして発展させていくことが望まれる。