高度通信・放送研究開発委託研究
研究評価 > 令和7年度委託研究中間評価(延長判定)
令和7年度委託研究中間評価(延長判定)結果(概要)(注)
| 採択 番号 |
研究開発課題名 | 研究 期間 (年度) |
受託者 (◎印: 代表研究者) |
総合コメント | 評価 |
|---|---|---|---|---|---|
| 23401 | 次世代型NTNのためのHAPSにおける光無線通信の研究開発 副題:HAPS用光無線装置の開発および実証 |
R6 | R7 |
◎ソフトバンク株式会社 |
衛星や地上局とHAPSを光リンクで接続し、HAPSから地上の端末に電波でサービスを提供するシナリオは魅力的であり、HAPS-地上間やHAPS-衛星間の光無線通信を世界に先駆けて開発し、日本の光無線通信装置が世界をリードすることを目指す本課題は大きな波及効果が期待できる。中間評価までの期間はHAPS搭載用光無線通信端末の開発を中心に検討を進めてきており、概ね順調に進捗している。今後は、HAPS-衛星間又はHAPS-地上間光無線通信の実証が中心となるが、衛星打ち上げの遅れとHAPSの運用条件の制約から、実証実験は、高高度プラットフォームを想定した飛翔体をHAPSと見立てた模擬実証実験となる。これまでの実施状況からは、知的財産の取り組みは不十分であるが、研究経費に見合った成果は得られていると考えられ、本委託研究終了後も受託者による継続実施が計画されており、継続の妥当性は認められる。但し、今後の主要な実施内容である研究開発項目3が高高度プラットフォームを想定した飛翔体を用いた模擬実証となり、大気揺らぎや距離などの伝搬条件が実際とは異なる環境での実証となることから、最終形態である地上-HAPS、HAPS-衛星間通信について、模擬実証により何が明らかになるのかを明確にする必要がある。また、本研究の最終目標(成層圏で利用できる光無線通信装置を開発・実証するという全体目標や、最大10Gbpsのビットエラーレート試験を行う等の個別の目標)の達成見込み、さらに、委託研究終了後の研究開発計画の詳細を明確にする必要がある。なお、中間評価に際して提出された資料については、実施目標の達成状況を評価する上での根拠データが十分に示されておらず、評価に困難が伴った。今後は、達成状況を評価するために必要なデータ、根拠を評価資料に明確に示していただきたい。
|
B |
| 23701 | 完全自動運転のための高性能かつ高信頼な車載光ネットワーク基盤技術の研究開発 副題:コヒーレント光フレームスイッチ方式を用いた車載通信システムの拡張性向上と省電力化に関する研究開発 |
R6 | R7 |
◎学校法人慶應義塾 |
次世代の高速高信頼車載通信ネットワーク構築へ向けて、100Gbps級光伝送のための基礎技術を開発したことは評価できる。代表者・分担者らのこれまでの研究実績をベースとして、着実に成果を得ている。
本課題は、国内自動車産業の国際競争力強化に貢献する点でも重要性が高い。論文・学会での研究成果の発表のみならず、展示会等での情報発信も積極的に進めて欲しい。最終目標達成に向けて、受託者間で緊密な連携を取り、鋭意研究開発を進められることを期待する。
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A |
| 古河電気工業株式会社 | |||||
| 公立大学法人滋賀県立大学 | |||||
| 国立大学法人東海国立大学機構 岐阜大学 | |||||
| 国立大学法人大阪大学 | |||||
| 株式会社ファストリンクテック |
<評価 S:非常に優れている、A:適切である、B:やや劣っている、C:劣っている>
(注)本中間評価結果を踏まえ、採択番号23401、23701は令和8年度まで契約を延長することとした。
ただし、採択番号23401については、総合コメントに基づき提出された追加資料を受け、契約を延長することとした。
ただし、採択番号23401については、総合コメントに基づき提出された追加資料を受け、契約を延長することとした。