6月3日に開催された令和元年度「電波の日・情報通信月間」記念中央式典表彰において、情報通信研究機構と民間企業が運営しているフレキシブルファクトリパートナーアライアンス(会長・アンドレアス・デンゲル)(以下、FFPAという)が、「情報通信月間」総務大臣表彰(団体)を受賞しました。
本受賞は、FFPAが、工場などの製造現場で混在する多様な無線システムの安定化を図るための新たな無線通信規格の策定及び国際標準化の取組を推進し、また、国立研究開発法人情報通信研究機構・ドイツ人工知能研究センター間の協力を深化させる等、工場のワイヤレス化の推進及びそのための国際連携の確立に多大な貢献をした功績が認められたものです。
FFPAは、情報通信研究機構ワイヤレスネットワーク総合研究センターが提案した「多種多様なシステムの協調と共存」という新しい概念を取り入れたSRF無線プラットフォーム*に高い関心を持つ企業が2017年7月に設立した非営利の任意団体で、同プラットフォームを具体化し、社会実装していくための無線通信規格の策定および普及の促進を通じ、製造現場のIoT化を推進しています。

* SRF無線プラットフォーム
多種多様な無線機器や設備をつなぎ、安定に動作させるためのシステム構成。SRF「Smart Resource Flow」は、製造に関わる資源(人、設備、機器、材料、エネルギー、通信など)をスムーズに流れているように最適に管理するコンセプト。
 
総務大臣表彰受賞メンバー[左から、雨海明博FFPA幹事(サンリツオートメイション株式会社)、生雲公啓FFPA幹事(オムロン株式会社)、板谷聡子FFPA副会長(NICT)、厚東肇FFPA事務局長(NICT)]
総務大臣表彰受賞メンバー
[左から、雨海明博FFPA幹事(サンリツオートメイション株式会社)、
生雲公啓FFPA幹事(オムロン株式会社)、板谷聡子FFPA副会長(NICT)、
厚東肇FFPA事務局長(NICT)]