柳田敏雄CiNetセンター長が日本学士院会員に選出
2020年12月17日
国立研究開発法人情報通信研究機構
脳情報通信融合研究センター(CiNet)の柳田敏雄センター長(大阪大学 特任教授)が令和2年12月14日、日本学士院会員(第4分科、理学)に選ばれました。
柳田敏雄センター長は、生物物理学の分野における、「蛋白質動態1分子計測技術」の先駆的研究者として、独創的アイディアで筋収縮メカニズムを解明するなど、数々の画期的成果をあげたことが評価されました。
現在、脳情報通信融合研究センター長として、この成果の中心にある「ゆらぎ」の考え方を生かした新しい脳情報科学研究を進め、新しい脳情報通信技術への展開を進めているところです。
柳田敏雄センター長のコメント
日本の文化とも言うべき、「いい加減に」、「ほどよく」の考え方を持ち込み、恩師大澤文夫先生と共に生命の理解に挑戦してきました。欧米文化にはあまり見られないユニークな「ゆらぎ」の概念で、長年世界の研究者と論争してきたのですが、このように評価していただいてとても嬉しいです。