3月4日に、日本放送協会(NHK)の放送事業の発展や放送文化の向上に功績のあった人に贈る「第72回日本放送協会 放送文化賞」の受賞者が発表され、その一人として情報通信研究機構(NICT)耐災害ICT研究センターの鈴木陽一研究センター長が選ばれました。

第72回日本放送協会 放送文化賞

鈴木 陽一
国立研究開発法人情報通信研究機構 耐災害ICT研究センター長
受賞日 2021年3月19日

【受賞理由】
音響研究の第一人者として、人間の聴覚特性の研究や、高臨場感音響システムの研究開発を続けてきました。人が感じる音の大きさの特性「ラウドネス」は国際規格としてまとめられ、放送の音の大きさを揃えるためのメーターの基礎となりました。
NHK放送技術研究所の研究アドバイザーや放送に関わる国の審議会の委員も務め、また防災行政無線の聞こえ方の研究など、災害大国・日本の安全にも貢献しています。