令和3年度「電波の日」総務大臣表彰及び情報通信月間推進協議会会長表彰「志田林三郎賞」を受賞
2021年6月24日
国立研究開発法人情報通信研究機構
第71回「電波の日」(令和3年6月1日)及び令和3年度「情報通信月間」(同年5月15日から6月15日まで)に当たり、令和3年6月1日に、電波利用又は情報通信の発展に貢献した個人及び団体、デジタルコンテンツの今後の創作活動が期待される者に対する表彰として、鹿島宇宙技術センターが令和3年度「電波の日」総務大臣表彰(団体)を、量子ICT協創センター 佐々木 雅英研究センター長が令和3年度情報通信月間推進協議会会長表彰「志田林三郎賞」を、それぞれ受賞いたしました。https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin10_02000058.html
受賞者および功績の概要
1. 令和3年度「電波の日」総務大臣表彰(団体)
受賞者:
鹿島宇宙技術センター
概要:
鹿島宇宙技術センターにおける超長基線電波干渉計(VLBI)の研究プロジェクトは、半世紀近い歴史を有し、とりわけ1988年に国内初のVLBI専用アンテナとして34mパラボラアンテナが設置された後は、太平洋プレート運動の計測をはじめ国際VLBI事業(IVS)など数々の国際プロジェクトに参画して、地球の自転速度や回転軸の変動などの観測に貢献してきました。また測地学以外にも電波天文学、深宇宙探査機のナビゲーションにも必須の技術として発展を続け、ここで培われた観測装置やデータ処理ソフトウェア技術は国内外の研究機関に技術移転を行うことで電波を利用した研究開発基盤の発展に貢献してきました。今回の受賞はこれらの功績に対して表彰されたものです。
2. 令和3年度情報通信月間推進協議会会長表彰「志田林三郎賞」(個人)
受賞者:
佐々木 雅英 量子ICT協創センター 研究センター長
概要:
長年にわたり量子暗号通信技術に関する研究開発 等の取組を牽引し、世界最先端の技術の確立や、 関連する国際標準化活動に尽力し、我が国におけ る量子暗号通信分野の発展に多大な貢献をしたことに対して表彰されたものです。