国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT、理事長: 徳田 英幸)は、高度通信・放送研究開発委託研究における令和3年度から新たに研究開発を開始する1課題について、学識経験者で構成される評価委員会での評価等を踏まえ、下記のとおり採択しました。

1. 研究開発課題に対する提案課題と提案者

自動翻訳の精度向上のための「マルチモーダル情報の外部制御可能なモデリング」の研究開発(課題番号225)(1件を採択)

■提案課題:マルチモーダル情報理解と制御可能なテキスト生成の研究開発
提案者:国立大学法人東京工業大学 (代表研究者)、国立大学法人東京大学、国立大学法人愛媛大学、東京都公立大学法人 東京都立大学、日本放送協会、株式会社時事通信社
概要:人間同士および人間とコンピュータ間の円滑なコミュニケーションの実現に向けて、①コンピュータが文脈・状況を考慮しながら、言語、音声、画像、動画、表などによるマルチモーダルな情報を統合・解析する技術、および②長さや焦点、スタイル、難易度、外部知識などで自然言語生成を柔軟に制御する技術の研究開発を進める。これらの研究を進めるため、ニュース、講演、会議、対話などのドメインにおいて、翻訳や要約などのタスクに関連したコーパスを構築する。さらに、①と②の成果を統合することで、マルチモーダル情報を駆使しながら講演や会議の内容を高精度に解析し、状況やニーズに応じて柔軟に通訳する高度な自動通訳の実現を目指す。

2. 公募等の概要

上記の課題については、令和3年10月14日(木)から令和3年11月15日(月)まで公募を行いました。
公募の詳細は、以下のWebサイトをご参照ください。

本件に関する問い合わせ先

イノベーション推進部門 委託研究推進室

中後 明、近藤 健、遠田 麻衣子

Tel: 042-327-6011

E-mail: info-itakuアットマークml.nict.go.jp