国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT、理事長: 徳田 英幸)は、「けいはんなR&Dフェア2021」(11月11日(木)~13日(土)開催)の併設イベント及び高度言語情報融合フォーラム(ALAGIN)のイベントとして、若年層に最先端の多言語音声翻訳技術に触れていただき、システムづくりを体験していただくことを目的とした「多言語音声翻訳ハッカソン」の発表会を11月13日(土)に開催しましたので、その結果をお知らせします。

概要

本ハッカソンは、2018~2020年度に実施した「多言語音声翻訳コンテスト」の入門編的な位置づけとして、主に中高生を対象として実施しました。NICTの技術移転先であるフェアリーデバイセズ社の多言語音声翻訳APIを参加者に無料開放し、それを用いてアプリ・システムを作成し発表いただくもので、参加者をサポートするため、9月23日(祝)にAPIの詳しい使い方を説明する講習会を、10月23日(土)には個別に質問を受け付ける相談会を、いずれもオンラインで実施しました。また、多数のサンプルプログラムを用意するとともに、Web掲示板やメールで質問できる体制を整え、電話によるアドバイスも行いました。
11月13日(土)の発表会では、5校から6作品の発表があり、NICTユニバーサルコミュニケーション研究所の内元(研究所長)・河井(先進的音声技術研究室長)及びフェアリーデバイセズ社の藤野真人社長の3名による審査を行いました。

発表会の結果

賞名 学校名/作者名(敬称略) 作品名 
NICT賞(最優秀賞) 奈良女子大学附属中等教育学校
(岡本晃朋)
spleeterによる音源分離を利用した音声認識
フェアリーデバイセズ賞 神奈川県立横須賀高校
(瀧川賜恩、曽我光明、
菱沼蓮、山崎優依)
スペルを読めば、たちまち発音と意味が飛んでくる!システム
フェアリーデバイセズ賞 京都府立桃山高等学校
(西原大翔、山下大空)
インターナショナル・カラオケ・プロジェクト(IKP)
奨励賞
(マルチリンガル賞)
神奈川県立横須賀高等学校
(瀧川賜恩、曽我光明、
菱沼蓮、山崎優依)
国際会議の議長さんが多国籍
(英、中、韓など)雑談を同時に理解できる新聖徳太子システム!
奨励賞
(旅人おもてなし賞)
大妻中野中学校・高等学校
(北原かれん、河村日菜子
 芦田未来、中原亜美)
音声認識が広げる可能性
奨励賞
(音声翻訳のみらい賞)
奈良県立奈良高等学校
(柳勝斗)
自動同時通訳
~流れる英語を理解したい!!
 
なお、講習会、相談会及び発表会はクローズドで開催しましたが、発表会では関係者含め52名の参加がありました。

本件に関する問い合わせ先

ユニバーサルコミュニケーション研究所 総合企画室

室長 香山 健太郎

E-mail:  tagengo-hackathonアットマークkhn.nict.go.jp