国立研究開発法人情報通信研究機構は、観測している超低周波音(インフラサウンド)データのオープンデータ化を進めています。

人間は大気圧の周期的な時間変化を音として知覚しますが、変化の速度が遅いと人間は知覚することができません。このような音は、超低周波音(インフラサウンド)と呼ばれます。インフラサウンドは、地震や津波、火山噴火など、大規模な被害に繋がるような極端な自然現象の力が大気に作用して発生することが知られています。

先日、トンガ諸島付近において大規模な火山噴火が発生したことから、既に公開している宮城県仙台市のレジリエントICT研究センターおよび東北大学青葉山キャンパスでの観測データに加え、新たに、
 ・宮城県牡鹿郡女川町マスカー(冷凍冷蔵施設)
 ・宮城県名取市仙台高等専門学校名取キャンパス
の2地点における観測データについても一般公開を開始しました。さかのぼって、1月8日(土)からのデータが利用可能です。日本気象協会のWebサイト『インフラサウンド・モニタリング・ネットワーク』を通じて、他機関の観測データと共に公開しております。


 
Webサイトのキャプチャの一例(1月15日20時台の観測波形)
Webサイトのキャプチャの一例(1月15日20時台の観測波形)

本件に関する問い合わせ先

レジリエントICT研究センター

西村竜一

E-mail: sis_fsnアットマークml.nict.go.jp