研究活動概要
◆斬新な超伝導量子ビット材料と設計
私たちは欠陥を最小限に抑えるために、酸化物を含まないトンネル障壁を備えた超伝導量子ビットの研究を行っています。また、強磁性ジョセフソン接合を用いると、磁束量子ビットを制御するための磁場が不要になります。
◆量子最適制御理論
私たちは数値最適化手法を用いて、超伝導量子ビットの演算速度を最大化できる制御パルスを設計しています。
◆回路-QED / Circuit-QED
超伝導人工原子を使い、物質と光の相互作用を光子1個レベルで精密に測定・制御する研究を進めています。
◆ハイブリッド量子系
2種類以上の異なる量子系がコヒーレントに結合した複合量子系を使い1種類では不可能な機能の実現を目指して研究を進めています。
外部資金研究プロジェクト
- Moonshot 2021年4月~2025年3月(5年間)
研究課題『エピタキシャル接合を用いた量子ビットの研究開発』
課題推進者:吉原文樹 - Q-LEAP 2020年8月~2029年3月(約10年間)
研究課題『知的量子設計による量子ソフトウェア研究開発と応用』
業務主任者:仙場浩一
過去プロジェクト
- 日本学術振興会(JSPS)科学研究費助成事業 2013年度~2017年度 基盤研究(S)
研究期間:2013年5月~2018年3月(4.8年間)
研究課題: 『巨視的量子系を用いた量子物理』
研究代表者:仙場 浩一 - 科学技術振興機構(JST) 戦略的創造研究推進事業(CREST) 2017年度~2022年度
「量子状態の高度な制御に基づく革新的量子技術基盤の創出」
研究期間:2017年10月~2023年3月(5.5年間)
研究課題: 『超伝導量子メタマテリアルの創成と制御』
研究代表者:仙場 浩一