平成30年度新規委託研究の公募について(予告)
2018年7月10日
国立研究開発法人情報通信研究機構
NICTは、平成30年度に開始する下記の委託研究3課題の公募を予定しておりますので、お知らせします。詳細につきましては、公募開始後、NICT Webサイトに掲載される研究開発課題の内容、応募要領等をご覧ください。
1. 公募予定の研究開発課題
(1) 次世代ウィンドプロファイラ(WPR)の実用化に向けた研究開発
- ・概要: 次世代WPRの主要技術であるアダプティブクラッタ抑圧(ACS)は、風速の測定データ品質を向上させることで、局地的かつ短時間で変化する気象状態の把握と予測に貢献できる。本委託研究では、ACSの実用化を目的としたACSシステムの製作と実証実験を実施する。本委託研究によりACSが気象業務の精度向上に寄与する実用的な手段であることを国内外に示すことで、次世代WPRの実用化を目指す。
- ・研究開発期間:平成30年度~平成32年度
- ・研究開発予算:平成30年度は、75百万円(税込)を上限とする。
- ・採択件数:1件
(2) 異分野データ連携によるスマートモビリティ基盤の研究開発
- ・概要: 環境データと交通データを様々な情報源から収集し横断的に統合・分析することで、車や人の移動に影響を与えるモビリティリスクをリアルタイムに予測できるようにするためのデータ流通・利活用プラットフォームの構築と、それを用いて地域ごとの課題に特化したSmart Sustainable Mobilityサービスを、地域の住民や団体、企業、自治体等のユーザが参加して開発する実証実験を行う。
- ・研究開発期間:平成30年度~平成32年度
- ・研究開発予算:平成30年度は、30百万円(税込)を上限とする。
- ・採択件数:1件
(3) データ連携・利活用による地域課題解決のための実証型研究開発
- ・概要: 地域の多様なデータを連携・利活用した課題解決方策の社会実装を促進するため、新たな情報通信技術の技術的課題の研究開発・実証実験を実施する。これにより、分野横断的・産業横断的な統合・融合による地域課題の解決の加速と、研究開発・実証実験で得られたデータが分野や産業を超えて広く利活用される枠組みの構築等を目指す。
- ・研究開発期間:平成30年度~平成32年度(最長)
- ・研究開発予算:平成30年度は、10百万円(税込)を上限とする。
- ・採択件数:最大10件
2. 公募開始の時期
平成30年7月下旬を予定しています。
3. 公募説明会
平成30年8月上旬を予定しています。(東京、大阪を予定)
4. その他
- ・今後、研究開発課題、研究開発期間/予算、公募時期等に変更が生じる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
- ・委託研究制度の概要等については、以下のWebページ内の「委託研究について」をご覧ください。
https://www.nict.go.jp/collabo/commission/itaku_top.html - ・委託研究課題の形成に際しては、NICTが行っているICT分野のさらなる発展に向けた意見募集に対し、外部の皆様(企業、団体、大学、一般の方など)からお寄せいただいた意見も参考にしています。
本件に関する問い合わせ先
イノベーション推進部門 委託研究推進室
TEL:042-327-6011
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