周波数利用効率を2.5倍改善する無線アクセス技術STABLEの屋外実証に成功
~5Gの超多数接続をミリ秒オーダーの低遅延で実現する無線システムの実現に期待~
2018年8月20日
国立研究開発法人情報通信研究機構
ポイント
- 電波資源拡大のため、大幅な周波数利用効率改善の無線アクセス技術STABLEを開発
- 5台の端末の同時接続屋外伝送実験で、周波数利用効率を2.5倍に向上できることを実証
- 5Gの超多数接続をミリ秒オーダーの低遅延で実現する新しい無線システムの実現に期待
背景
今回の成果
今後の展望
補足資料
1. 今回開発した無線アクセス技術STABLE[1]
① 伝送技術
遅延時間について
② 干渉抑圧・除去技術
2. 屋外伝送実験について
項目 | 仕様 |
---|---|
中心周波数 | 2586MHz |
チャンネル帯域幅 | 1.4MHz |
最大空中線電力(端末局) | 200mW |
3. 接続端末密度について
同一周波数において同時接続端末数を向上させる技術 | 同一周波数における同時接続端末数又は同時接続数の向上度 |
---|---|
今回の技術STABLE | 5台 |
上り回線における空間分割多元接続 (UL MU-MIMO) |
4台 |
周波数分割多元接続 (キャリアアグリゲーション等) |
70倍 (周波数帯域幅1.4 MHz⇒100 MHz) |
用語解説
本件に関する問い合わせ先
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