トポロジカル絶縁体中のスピン電流の光制御実証に成功!
2018年10月19日
国立研究開発法人情報通信研究機構
公立大学法人大阪府立大学
![図1:トポロジカル絶縁体薄膜に右回り円偏光(R偏光)(a)、および左回り円偏光(L偏光)(b)の光を照射したときの表面を流れるスピン電流の模式図。青丸のeは電子、水色矢印はスピン、黄色矢印は電子による光電流の向きを表します。R偏光とL偏光で、光電流の向きとスピンの向き(スピン電流)が変わることを示しています。 図1:トポロジカル絶縁体薄膜に右回り円偏光(R偏光)(a)、および左回り円偏光(L偏光)(b)の光を照射したときの表面を流れるスピン電流の模式図。青丸のeは電子、水色矢印はスピン、黄色矢印は電子による光電流の向きを表します。R偏光とL偏光で、光電流の向きとスピンの向き(スピン電流)が変わることを示しています。](img/20181019-01a.png)
1. 概要
2. 背景
3. 研究内容と成果
![図2:p偏光(a)、R偏光(b)、L偏光(c) 図2:p偏光(a)、R偏光(b)、L偏光(c)](img/20181019-02.png)
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![図3:赤丸は、照射光の偏光の楕円率に対するx方向のテラヘルツ波の振幅(すなわちx方向の光電流の大きさ)の変化を表します。青丸は、同様に照射光の偏光の楕円率に対する光電流のy方向のスピン偏極の大きさを表します。照射光の偏光の楕円率は、λ/4板を回転させることにより、変えることができます。今回用いた光学配置では、照射光の偏光はλ/4板の回転角が0°でp偏光、45°でR偏光、90°でp偏光、135°でL偏光、180°でp偏光であり、それ以外の角度では楕円偏光となります。 図3:赤丸は、照射光の偏光の楕円率に対するx方向のテラヘルツ波の振幅(すなわちx方向の光電流の大きさ)の変化を表します。青丸は、同様に照射光の偏光の楕円率に対する光電流のy方向のスピン偏極の大きさを表します。照射光の偏光の楕円率は、λ/4板を回転させることにより、変えることができます。今回用いた光学配置では、照射光の偏光はλ/4板の回転角が0°でp偏光、45°でR偏光、90°でp偏光、135°でL偏光、180°でp偏光であり、それ以外の角度では楕円偏光となります。](img/20181019-03.png)
4. 今後の期待
発表論文
用語解説
研究に関するお問い合わせ
公立大学法人大阪府立大学 大学院理学系研究科
溝口幸司 教授
TEL:072-254-9712
E-mail:
2018年10月19日
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公立大学法人大阪府立大学
溝口幸司 教授
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