ヒトの多様な認知機能を司る脳内情報表現の可視化と解読に成功
~認知機能に関する定量的な情報表現モデルを構築~
2020年3月10日
国立研究開発法人情報通信研究機構
ポイント
- 103種類の認知課題群を用いてヒト脳の定量的な情報表現モデルを構築
- 詳細な認知情報表現マップの可視化や認知課題の脳活動デコーディングに成功
- 個人の発達・加齢や個性に対応した認知機能の比較定量手法等の開発に期待
背景
今回の成果
![図1 図1](img/20200310-01.png)
![図2 図2](lde9n2000000ywvs-img/20200310-02.png)
各部位が表現する認知内容を図1と同じ色で表示している。
ここでは、各領域の寄与が大きい課題は赤色、寄与が少ない課題は青色で表示されている。
![図3 図3](lde9n2000000ywvs-img/20200310-03.png)
脳活動から各課題の尤度(もっともらしさ)を推定し、正解とそれ以外を正しく弁別できるかを推定する。
偶然に正解する割合(50%)が赤線で示されている。
今後の展望
論文情報
JSPS科研費(JP17K13083、JP18H05091 in #4903 (Evolinguistics)、JP15H05311、JP18H05522)、JST CREST JPMJCR18A5、JST ERATO JPMJER1801
補足資料
今回の実験と結果の詳細
![図4 図4](img/20200310-05.png)
用語解説
![図 図](img/20200310-04.png)
本件に関する問い合わせ先
脳情報通信融合研究センター
脳情報通信融合研究室
中井 智也、西本 伸志
Tel: 080-9098-3254
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広報 (取材受付)
広報部 報道室
廣田 幸子
Tel: 042-327-6923
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