国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT、理事長: 徳田 英幸)ナショナルサイバートレーニングセンターは、2020年度の実践的サイバー防御演習「CYDER」*1の年間開催日程を発表し、本日から受講申込みの受付を開始しました。今年度は新型コロナウイルス感染症対策を行った上で実施いたします。最新情報は、CYDERのWebサイト(https://cyder.nict.go.jp/)にてご確認ください。
*1 CYDER(サイダー): CYber Defense Exercise with Recurrence(サイバー防御反復演習)

1 背景・趣旨

NICTナショナルサイバートレーニングセンターでは、政府のサイバーセキュリティ戦略等に基づき、国の機関、地方公共団体、重要社会基盤事業者や民間企業を対象に、CYDERを開発・実施しています。CYDERは、NICTのサイバーセキュリティに関する技術的知見と大規模計算環境を最大限に活用した体験型の実践的サイバー防御演習であり、セキュリティインシデントが発生した際の対応手順や事前の備え等について学ぶことができます。

2 2020年度 CYDER開催概要

1) 開催日程:全国47都道府県において合計100回程度開催予定*2別紙参照)
最新情報はCYDERのWebサイト(https://cyder.nict.go.jp/)参照
2) 対象者:情報システム担当者、セキュリティ管理者、CSIRT要員等
3) 受講費用
国の機関、地方公共団体等*3に所属されている方 無料
上記以外の法人・団体に所属されている方 70,000円(税別)/人
*2 今回のご案内は、CYDERを速やかに開始できるようにするために、その年間開催日程(予定)をお知らせするものです。状況によっては、今後、内容に変更があり得ることをあらかじめご了承ください。
*3 国の機関、地方公共団体、独立行政法人、指定法人(特殊法人・認可法人のうちサイバーセキュリティ戦略本部が指定する9法人)。ご所属の法人・団体が無料対象かどうか不明な場合はお問合せください。

3 カリキュラム

現実のサイバー攻撃を想定した演習シナリオを、毎年最新版で提供しています。リアルなシナリオで演習することで、セキュリティインシデントの基礎的な知識を習得し、いざというときに自信をもって対応できることを目指します。カリキュラムは「事前オンライン学習」と「集合演習」に分かれています。
事前オンライン学習と集合演習
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4 演習コース概要

ご自身の受講目的に合わせてコース(A、B-1、B-2)を選ぶことが可能です。
 
 演習コース概要
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5 新型コロナウイルス感染症対策

新型コロナウイルス感染症対策として、以下の衛生管理態勢の下で演習運営をいたします。

<対策内容例>

  • 例年よりも広い演習会場を選定し、受講者同士の距離を1m以上離して座席を指定。かつ収容率が50%以下となるように徹底
  • 講師・チューター・受講者に対する検温の実施
  • 講師・チューター・受講者に対する会場でのマスクの常時着用及び消毒液等による手指消毒の徹底
  • 十分な換気、室内温度のこまめな管理
  • 使用する機材(PCやマイク等)・会場設備(机やドアノブ等)の消毒

別紙

※ 今回のご案内は、CYDERを速やかに開始できるようにするために、その年間開催日程(予定)をお知らせするものです。状況によっては、今後、内容に変更があり得ることをあらかじめご了承ください。

Aコース(65回)
B-1コース(20回)
B-2コース(15回)

本件に関する問合せ先

ナショナルサイバートレーニングセンター
サイバートレーニング事業推進室

Tel: 042-327-5612

E-mail: nctアットマークml.nict.go.jp

広報

広報部 報道室

廣田 幸子

Tel: 042-327-6923

E-mail: publicityアットマークnict.go.jp