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研究室の概要


ビジョン
 ソーシャルICTシステム研究室は、無線技術やネットワーク技術、AI技術等の研究者・技術者を擁するNICT総合テストベッド研究開発推進センター内の研究室として、Beyond5G研究開発促進事業(https://b5g.jp/randdpromotion.htmlの方針にそった研究開発活動をNICT研究者が自ら推進しています。得られた成果を、NICTが保有・運用するテストベッド設備が備えるべき機能やその進化方針にフィードバックしながら、Beyond5G技術の社会実装促進に貢献することを目的とした実証的な研究開発を推進しています。

 「データの地産地消1」「人流・物流にデータの流通も託す2」「社会の資源を“ゆるく”つなぐ3」といった3つの独自の概念に基づき、社会の様々な課題を解決し、安心安全で豊かな暮らしをもたらす「自律型モビリティ活躍・協働社会」の実現を目指した活動をしています。特に、これまで十分に利活用が進まなかった超高周波IoT技術(ミリ波IoT技術や、テラヘルツIoT技術を活用する新たなIoTサービスの創出活動や、日本発のBeyond5G技術の利用促進・普及と国際的な競争力を高める知財創出活動を、上記事業の方針に沿った活動に参画する委託研究受託者ないしは共同研究契約機関等と一体となって推進します。

 上記活動を推進するにあたって、当研究室ではBeyond5G6Gにつながる新しい要素技術の探求や研究開発そのものより、社会的受容性やエコシステムの形成に関わる課題など、新しい技術のスムーズな社会実装を妨げる課題の解決、及び新しい技術が世代や地域を問うことなく普及・浸透するための実装方法や運用方法に関わる、いわば「社会実装技術」の研究開発を、特に当機構が専門とする情報通信分野ではない異分野・異業種領域におけるサービスのユーザーや提供者となる企業等と一体となって推進する、オープンイノベーション創出活動に重点を置いた活動を推進します。

写真 なお、実証的研究開発の推進にあたっては、自らが保有するIoT無線設備等を使ったフィールド実証実験で得た経験や知見、及び「IoTテストベッド設備等(こちら参照)」に挙げたような、自ら開発・保有するIoT無線技術を搭載した実証設備やクラウド設備等のテストベッド環境を、委託研究受託者ないしは共同研究契約機関等と共用することで、より効率的にBeyond5G研究開発促進事業が成果をあげることに貢献する考えです。
広く様々な業種・分野の方々と協働することでオープンイノベーションを推進します。
 
当研究室の活動にご興味がある方のご連絡を歓迎します (social-info青ml.nict.go.jp)
 文筆 ソーシャルICTシステム研究室 室長 荘司洋三

 


 

 
 

<詳細解説>

※1:データの地産地消
※2:人流・物流にデータの流通も託す
※3:社会の資源を"ゆるく"つなぐ


 

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