NICTは、2018年7月10日に予告した委託研究3課題、及び7月20日に予告した委託研究4課題に追加して、平成30年度に開始する下記の委託研究5課題の公募を予定しておりますので、お知らせします。詳細につきましては、公募開始後、NICT Webサイトに掲載される研究開発課題の内容、応募要領等をご覧ください。

1. 公募予定の研究開発課題

⑴ マルチコアファイバの実用化加速に向けた研究開発

  • ・概要: 量産化・コストダウンに向けた既存光ファイバとクラッド外径互換を有するマルチコアファイバ(MCF)製造方法の研究開発を行い、早期実用可能な普及型MCFを実現するための道筋を明らかにすると共に、MCFの標準化提案に向けて、国際的な評価指標を示す。
  • ・研究開発期間:平成30年度~平成32年度(第1期)
  • ・研究開発予算:170百万円(税込)を上限とする(平成30年度)。
  • ・採択件数:1件

⑵ 5G・Beyond 5Gの多様なサービスに対応する有線・無線アクセスネットワークのプラットフォーム技術の研究開発

  • ・概要: 柔軟性・迅速性・省力性を格段に向上するアクセスネットワークの実現に向け、革新的な有線・無線アクセス領域のプラットフォーム技術を開発し、5G、さらにはBeyond 5G時代の多様な通信サービスを収容可能とする。
  • ・研究開発期間:平成30年度~平成32年度(第1期)
  • ・研究開発予算:50百万円(税込)を上限とする(平成30年度)。
  • ・採択件数:1件

⑶ HTS*における電波と光のハイブリッド衛星通信技術のための研究開発

  • ・概要: 衛星通信の大容量化に伴う電波周波数資源の枯渇解消に向け、電波による衛星通信システムと高速大容量通信が可能な光通信技術を用いた光フィーダリンクシステムとを衛星上で相互に接続するための電波-光変換技術の開発を実施し、将来の衛星搭載機器開発に資する。
  • ・研究開発期間:平成30年度~平成32年度
  • ・研究開発予算:74百万円(税込)を上限とする(平成30年度)。
  • ・採択件数:1件
  •  *HTS: High Throughput Satellite

⑷ BMIオープンイノベーションのための脳活動マルチモーダル計測データの解析とその応用技術の研究開発

  • ・概要: BMI(Brain Machine Interface)応用技術の革新に向け、脳活動マルチモーダル計測データの統合的解析技術の開発を実施するとともに、脳活動マルチモーダル計測データのオープンデータベース化と統合的解析ツールのオープンソース化を実施する。これにより脳情報通信分野のオープンイノベーションを推進する。
  • ・研究開発期間:平成30年度~平成32年度(第1期)
  • ・研究開発予算:50百万円(税込)を上限とする(平成30年度)。
  • ・採択件数:1件

⑸ 次世代モーションキャプチャシステムの研究開発

  • ・概要: NICTが開発した人体筋骨格モデル「DefMuscle」、及び画像認識の分野でめざましい発展を遂げている人工知能の活用により、2次元映像からヒトの3次元運動データを同定する技術を開発し、高精度な運動データを手軽に計測できるシステムを実現することで、健康・スポーツ分野において新しい運動機能評価サービスを創出する。
  • ・研究開発期間:平成30年度~平成32年度
  • ・研究開発予算:25百万円(税込)を上限とする(平成30年度)。
  • ・採択件数:1件

2. 公募開始の時期

  平成30年8月下旬以降を予定しています。

3. 公募説明会

  平成30年8月下旬以降を予定しています。(東京、大阪を予定)

4. その他

  • ・今後、研究開発課題、研究開発期間/予算、公募時期等に変更が生じる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
  • ・委託研究制度の概要等については、以下のWebページ内の「委託研究について」をご覧ください。
    https://www.nict.go.jp/collabo/commission/itaku_top.html
  • ・委託研究課題の形成に際しては、NICTが行っているICT分野のさらなる発展に向けた意見募集に対し、外部の皆様(企業、団体、大学、一般の方など)からお寄せいただいた意見も参考にしています。

本件に関する問い合わせ先

イノベーション推進部門 委託研究推進室

中後 明、久保 和夫、鈴木 俊太郎

TEL:042-327-6011

E-mail: info-itakuアットマークml.nict.go.jp