NICTER観測レポート2017の公開
2018年2月27日
国立研究開発法人情報通信研究機構
ポイント
- NICTERプロジェクトにおける2017年のサイバー攻撃関連通信の観測・分析結果を公開
- サイバー攻撃関連通信は依然増加傾向を示し、感染IoT機器からの通信が半数以上を占める
- 日本のセキュリティ向上に向けて、NICTERの観測・分析結果の更なる利活用を進める
背景
今回の成果
![図1. NICTERダークネット観測統計 図1. NICTERダークネット観測統計](img/20180227-01.png)
年間総観測パケット数は、あくまでNICTERで観測しているダークネットの範囲に届いたパケットの個数であり、これを日本全体や政府機関への攻撃件数と考えるのは適切ではありません。
![図2. 1 IPアドレス当たりの年間総観測パケット数 図2. 1 IPアドレス当たりの年間総観測パケット数](img/20180227-02.png)
![図3. 宛先ポート番号別パケット数分布 図3. 宛先ポート番号別パケット数分布](img/20180227-03.png)
2位の22/TCPには、モバイルルータではない一般的な認証サーバ(SSH)へのスキャンパケットも含まれます。また、その他のポート番号(Other Ports)の中にはIoT機器を狙ったパケットも多数含まれます。
今後の展望
NICTER観測レポート2017(詳細版)
用語解説
本件に関する問い合わせ先
サイバーセキュリティ研究所
サイバーセキュリティ研究室
井上 大介、久保 正樹
Tel: 042-327-6225
E-mail:
広報
広報部 報道室
廣田 幸子
Tel: 042-327-6923
Fax: 042-327-7587
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