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TEREX

TEREXについて

 

宇宙空間の活用を通して社会・産業の発展への貢献を目的としたロケット・人工衛星等の開発事業は、NASA(米国航空宇宙局)などの政府・公的機関から民間企業への移行が世界的な潮流となっており、ベンチャー企業の進出も盛んになっています。2017年に発表された総務省「宇宙×ICTに関する懇親会」報告書では、2030年の実現イメージとして資源探査・移住・エンターテイメント等を軸とした月・火星のビジネス活用が盛り込まれました。





 

私たちは、火星の水資源探査等の実現に向けて定期的に火星に探査機を送り込むスキームを確立することを目指し、安価で相乗りでの打ち上げが可能な超小型衛星を用いた火星超小型テラヘルツ探査機TEREX(TERahertz EXplorer)の開発を進めています。初号機となる着陸船TEREX-12022年の打ち上げを目標としています。さらに2024年に周回線TEREX-2、その後2年ごとに探査機を打ち上げるシリーズ化を計画しています。TEREXシリーズではテラヘルツ波が得意とする水・酸素・その他微量物質を観測し、火星におけるビジネスにおいてエネルギー源となる水資源の探索等を実現します。探査機の開発費用を従来の火星探査衛星・着陸船の10分の1以下である10~20億円にすることで、新たな火星ビジネスを牽引します。

 

関連

「宇宙×ICTに関する懇談会」報告書(総務省, 2017)
https://www.soumu.go.jp/main_content/000492136.pdf