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 ICT Virtual Organization of ASEAN Institutes and NICT(ASEAN IVO )は、ASEAN地域及び日本におけるICT研究開発機関・大学のグローバルなバーチャル組織です。
(www.nict.go.jp/en/asean_ivo/index.html)

ASEAN IVOは、2013年に開催された「第1回ASEAN地域ICTラウンドテーブル」において最初の構想が紹介され、2015年第2回ラウンドテーブルにおいてNICTが設立を提案し承認され、ASEANの8カ国23機関とNICTでスタートしました。

目的

 ASEAN IVO の使命は、ASEAN地域において戦略的に研究を進めるべきICT領域を探究し特定すること、そしてその領域での共同プロジェクトを推進することです。
辺境地や災害時の通信手法、言葉の壁、ネットワークセキュリティ、エネルギー、インフラストラクチャー、農業など共通の社会課題の解決を見据えたASEAN地域の面的な国際協力関係と国際協調関係を強化する最適なアプローチをASEAN IVOが提供します。
つまり、多国間(日本を含む)の共同プロジェクトを推進するためのプラットフォームをASEAN IVOが提供します。これによりASEAN地域と日本の各機関や大学の国際連携を推進します。

会員

 会員は、新たな共同プロジェクトのための研究アイデアを発表したり他の会員と交流したりする目的で、毎年開催するASEAN IVOフォーラムに参加することができます(事前審査や条件があります)。ASEAN地域から参加する会員に対しては参加費用を助成する仕組みがあります(例外あり)。また、毎年募集される共同プロジェクト提案に会員同士で共同で応募することができ、採択された場合に研究費の補助を受けられます。
入会資格の概要は次の通りですが、詳細はThe Articles of ASEAN IVOHow to Become a Member of ASEAN IVO?を必ずご確認の上、入会申請書を事務局まで送付してください。運営委員会が審査し、その結果をご連絡します。
 
  1. 会員組織はICT分野の研究開発に携わる組織であること。
  2. ICT分野以外の組織はその分野におけるICT応用開発が目的である場合にのみ入会可能です。
  3. ASEAN IVO共同プロジェクトの運営資金を提供していただける企業の入会を歓迎します。ただし、企業 に対する資金補助の仕組みはありません。
  4. 日本の大学・研究機関の入会も歓迎します。ただし、同様に資金補助の仕組みはありません。

活動

 ASEAN IVOは、国際共同研究開発を促進するために様々な活動を行います。運営委員会と事務局はその支援を行います。
 
  1. 会員同士の共通認識のもと広範囲に応用できる共通技術の開発
  2. 研究開発や実証実験などを行う国際共同プロジェクトの形成と実施
  3. 研究者交流による共同研究の推進
  4. 国際ワークショップや学術イベント等の開催を通じた知識・経験・情報の共有
  5. その他関連する活動
以上の活動を推進するため、会員に対し上記活動の提案募集が定期的に行われます。ファンディングは現在のところNICTが行っています。

運営委員会

 運営委員会はASEAN IVO会員機関及びNICTにより構成されています。運営委員会がASEAN IVOの活動を決定・支援します。
 
  1. 各国の代表は1名または2名です。原則、1名が大学所属である場合、もう1名は研究機関所属としています。
  2. 運営委員会は、共同プロジェクトの審査・採択、実施中のプロジェクト評価を行います。
  3. ASEAN IVOの活動を促進するために各国の関連省庁・組織との連携を担います。
  4. 運営委員会は、eメール、テレビ会議、対面ミーティングにより活動を行います。

お問合せ先

E-mail: