先端ICTデバイスラボでは「デバイス技術の多様性」を重視し、革新的デバイスの総合的な研究開発を推進している。例えば光・電波融合等の集積デバイス技術、量子技術、センシング技術、医療応用、さらに新機能材料のデバイス応用等である。コレボレーションミーティングでは、先端ICTデバイスラボで創出される魅力あるデバイス研究成果等について議論するとともに、オープンプラットフォームとして有機的なコミュニケーションを図ることで新たなデバイス研究のアイディア創出をめざしている。 一方、AIの利活用拡大やAIに関連する半導体市場の動向、これらのニュースが社会をにぎわせている。ここには、陰に陽にデバイス基盤技術の研究開発が脈々と続けられてきた背景がある。新しいデバイス技術を創出し、高度化し、そして社会実装技術へと進化・昇華させることは、相当の時間と労力、さらに運が必要になると考えられる。本年のコラボレーションミーティングでは、デバイス基盤技術の社会実装にフォーカスし、社会実装技術へ至った実例や社会実装へ向けた取り組みなどをもとに議論する。これにより先端ICTデバイスラボで開発が進められているデバイス基盤技術の社会実装の可能性を探索することを目的とする。
