NICTは、2019年5月13日(月)から、下記のとおり、委託研究の公募(第二弾)を開始します。

1. 研究開発課題

(1)次世代MCM超小型光トランシーバの研究開発 (課題番号 212)
・概要:データセンタ用スイッチ装置の省電力化、低遅延化、小型化に向け、スイッチASIC周辺に配置する新たなMCM(Multi-Chip Module)超小型光トランシーバの基盤技術を確立する。具体的には、マルチコアファイバを用いたMCM型光トランシーバ構成方式を開発し、その実現可能性を実証する。
・研究開発期間:2019年度~2020年度
・研究開発予算:各年度、60百万円(税込)を上限とする。
・採択件数:1件
 
(2)脳波(事象関連電位)- fMRI同時計測に関する研究開発 (課題番号 213)
・概要:脳波データとfMRI(functional Magnetic Resonance Imaging)データとの関連付け技術を開発し、脳波による脳活動計測結果にfMRIをベースにした神経科学的なエビデンスを付加することで、脳波による脳情報通信技術(例えば、BMIやニューロフィードバックなど)に関し、脳波の欠点を補完する。
・研究開発期間:2019年度~2020年度
・研究開発予算:各年度、20百万円(税込)を上限とする。
・採択件数:1件
 
(3)データ連携・利活用による地域課題解決のための実証型研究開発(第2回)* (課題番号 214)
・概要:地域の多様なデータを連携・利活用した課題解決方策の社会実装を促進するため、新たな情報通信技術の技術的課題の研究開発・実証実験を実施する。これにより、研究開発成果の分野横断的・産業横断的な利活用による地域課題の解決の加速と、研究開発・実証実験で得られたデータが分野や産業を超えて広く利活用される枠組みの構築等を目指す。
・研究開発期間:2019年度~2020年度
・研究開発予算:各年度、1件当たり10百万円(税込)を上限とする。
・採択件数:最大10件
* 2018年度から「データ連携・利活用による地域課題解決のための実証型研究開発(課題番号 200)」の委託研究を開始(下記URL参照)しており、この研究開発に関する第2回目の公募になります。
https://www.nict.go.jp/info/topics/2018/11/30-1.html

(4)光ネットワーク物理層における障害復旧能力の抜本的向上に向けた装置種別集約と装置設定継承自動化に関する研究開発 (課題番号 215)
・概要:広範囲の光ネットワーク物理層における保守運用管理や装置交換などにおいて、ヒューマンエラーの抑止や迅速な復旧の実現に向け、光ノードに内蔵される光増幅器の一本化に関する研究開発、及び装置交換における設定継承・自動化技術の研究開発を行う。
・研究開発期間:2019年度~2020年度
・研究開発予算:各年度、35百万円(税込)を上限とする。
・採択件数:1件

2. 公募期間

2019年5月13日(月) ~ 2019年6月10日(月) 正午(必着)

3. 公募説明会

研究開発課題の概要及び応募の際の諸注意事項を説明します。
東京と大阪他で開催を予定し、開催日時、会場等については、以下のWebページ及びツイッターアカウント@NICT_itakuで案内する予定です。
なお、本公募説明会への参加は、応募の必須条件ではありません。

4. 公募についての詳細情報

研究開発課題に関する詳細情報及び応募要領等の確認、応募書類のダウンロードは、以下のWebページをご覧ください。

5. その他

・本公募は、府省共通研究開発管理システム(e-Rad)経由での応募も可能です。
・委託研究制度の概要等については、以下のWebページ内の「委託研究について」をご覧ください。
・委託研究課題の形成に際しては、NICTが行っているICT分野の更なる発展に向けた意見募集に対し、外部の皆様(企業、団体、大学、一般の方など)からお寄せいただいた意見も参考にしています。

本件に関する問い合わせ先

イノベーション推進部門
委託研究推進室

中後 明、久保 和夫、野本 義弘

Tel: 042-327-6011

E-mail: info-itakuアットマークml.nict.go.jp

広報

広報部 報道室

廣田 幸子

Tel: 042-327-6923

Fax: 042-327-7587

E-mail: publicityアットマークnict.go.jp