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 令和5年(2023年)3月10日、宮崎県延岡市は、国の令和4年度補正予算デジタル田園都市国家構想交付金・デジタル実装タイプの交付金対象事業に2事業が採択されましたことを公表しました。
延岡市ウェブページ 「国の令和4年度補正予算 デジタル田園都市国家構想交付金の採択の決定について」 
事業「平時・災害時共通 住民・関係人口との相互コミュニケーションによるWell-beingの実現」では、当機構が研究開発し民間企業により導入可能な耐災害ネットワーク(NerveNet ナーブネット)が活用される予定です。
事業概要(延岡市資料より

 プライバシー保護及びセキュリティ確保の面で信頼性が高く、耐災害性を有する自立分散型のシステム(NerveNet)を整備し、これまで本市を訪れる出張者や観光客などの知りえなかった情報(足跡)を見える化するとともに、アンケート回答者に対する本市独自の地域通貨「のべおかCOIN」の付与や、美味しいお店・自然豊かなスポットなど、本市の魅力の情報を提供し、積極的な相互コミュニケーションによる新たなつながりを築くことで、関係人口の増加、域内消費の促進、効果的・効率的な地方創生施策の展開を図り、自律的で持続可能な地域経済の好循環を推進する。
また、災害時にも、地域住民や観光客も含め、普段から多くの人々が活用しているサービスやアプリケーションを行政が確実に提供するとともに、避難生活に必要な生活必需品を確実に避難所に届くようにすることで、誰一人取り残さない情報ネットワークによるBCPに強いまちづくりを推進する。こうした平時と災害時の両方に対応したまちづくりを展開することにより、人口減少等に歯止めをかけ、地方創生の推進を図る。
 
詳しくは延岡市ウェブページ(前述)やそこに含まれるPDFをご覧ください。
 
なお同技術は和歌山県白浜町においても令和4年(2022年)12月から本格運用が開始されています。
 

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本件に関する問い合わせ先

レジリエントICT研究センター 企画連携推進室
E-mail: resil-info@ml.nict.go.jp