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国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)は、8月28日(月)及び29日(火)にワシントンDCにて開催された「GCTC(Global City Teams Challenge) EXPO 2017」にNICTの取組を出展しました。

GCTC EXPOの開催は今年で第3回目となり、NICTの参加は昨年に引き続き、2回目となります。

GCTC EXPOとは

GCTCは、米国国立標準技術研究所(NIST)が主導する、IoT技術をスマートシティに展開することを目指したプログラムです。2013年に実施された「Smart America Challenge」を発展させる取組として、翌2014年から始まりました。

具体的な内容は、解決したい課題を抱える自治体、研究開発をする大学、技術の実展開を目指す企業がチーム(アクションクラスター)を作って課題解決に取り組むとともに、その取組を共有するというものです。

GCTCでは、毎年「GCTC EXPO」と呼ばれるイベントを開催し、米国連邦政府関係者や全米及び海外の自治体高官による発表、各アクションクラスターの進捗状況の発表が行われるほか、各アクションクラスターの取組についてブースの展示が行われます。

今年のEXPOに参加したアクションクラスター数は約120、また約1300名が参加者登録し、海外からは日本をはじめ、フィンランド、フランス、アイルランド、イタリア、韓国、ナイジェリア、ポルトガル、台湾、英国が参加しました。

なお、このエキスポの2日目には、主催者であるNISTから、2017年秋以降のGCTCの新たな取組として、サイバーセキュリティ上の課題に焦点を当てる「GCTC-SC3(Smart and Secure Cities and Communities Challenge)」を国土安全保障省(DHS)と共同で実施することが発表されました。

NICTによる出展内容

NICTからは、徳田英幸理事長が基調講演を行うとともに、NICTが開発した災害に強い地域分散ネットワーク「NerveNet」について、その機能や活用事例等のパネル展示、モバイル基地局と端末(スマートフォン)4台による通話・ブロードキャスト機能のデモ等を行い、集まった多くの自治体、企業、大学等の関係者に触れていただきました。

NICT 徳田理事長による講演
NICT 徳田理事長による講演
展示会場入口
展示会場入口
NICTの展示内容
NICTの展示内容
NICT展示説明
NICT展示説明

参考