インフラサウンド観測波形(2026/6/25)
6月25日午前7:30頃に発生した岩手県沖の地震に関連して、当センターが北海道大樹町に設置したインフラサウンド観測装置において地震波に伴う微弱な空気の振動(インフラサウンド)が観測されました(図における7:30過ぎから数分間にわたって観測された気圧変動)。
一方で、今回の地震では大きな海面変動は発生せず、津波に起因するインフラサウンドは確認されませんでした。もし津波起因のインフラサウンドが観測されるとすると、赤で示した時間帯付近で全ての場所で同様な変動が観測されたと想定されます。
私たちは、津波などの海面変動から発生するインフラサウンドの観測・解析を進めています。大きな津波が発生しなかった事例も、比較という意味で非常に重要です。今回の結果は、津波が"ある時"と"ない時"とを区別するための貴重なデータのひとつになります。
将来的には、インフラサウンド観測を活用した津波の早期把握や防災・減災への貢献を目指し、研究を進めていきます。
参考)
■日本気象協会データ閲覧ページ
https://micos-sc.jwa.or.jp/infrasound-net/observed/
■「インフラサウンドを音響のエキスパートが優しく解説、人には聞こえない超低周波音インフラサウンド」@YouTubeレプラス・チャンネル
https://www.youtube.com/watch?v=ZEV_g-q0B9g