• 印刷

「地域の減災・防災に活かすICTのアイデア例」

 2024年度のアイデアソン仙台では防災や減災にICTを利活用するアイデアを考え発表していただきます。

災害が起きていない平時に使うもの、災害時に役立つこと、被災した後に助かることなど、大きく分けると3つの期間で考えることができると思います。もちろん災害前から被災後までずっと使えるものもあるでしょう。
少し近未来のアイデアでもOK。アイデアがたくさん出ることを期待しています。
とはいえ、急にアイデア出してと言われても考えづらいですよね。

ここではアイデアの例をいくつか例示します。発表いただくアイデアは何かと似ていても、聞いたことがあっても大丈夫。アイデアの中に自分達のオリジナリティを加えて、チームでディスカッションして下さい。

▲アイデア名:お散歩アプリ レジルクエスト
  • 危険箇所や避難所の場所を楽しみながら身につけるアプリ
▲特徴
  • まちの危険箇所や避難所をチェックポイントとし、実際に散歩しながら覚えることができる。
  • 歩く距離やチェックポイント数に応じてレベルアップしたり、装備やスタンプなどのデジタルギフトが得られる。
▲活用するICT
 オープンデータ/位置情報/オンラインアプリ/デジタルギフト など
 


「その他のアイデア例」
 ■平時/予防
  • バーチャル避難訓練:仮想現実の世界で被災時の行動をシミュレート
  • ドレインチェッカー:落ち葉やゴミで排水溝が詰まっていないか自動検査するシステム。掃除が必要な時期を予測して清掃人員を確保。大雨、線状降水帯でも冠水しないようにする仕組み作り
■災害発生時
  • ここさ(仙台弁で「ここに」の意味):緊急時自分の位置を知らせたい複数人を登録しておくと自動的に位置情報を継続して知らせるアプリ。
  • なじょする?(仙台弁で「どうする」の意味):被災時に携帯のカメラで周りの景色を動画撮影し、AI解析を行い次の行動を提案するサービス
  • こっちゃこ!(仙台弁で「こっちにおいで」の意味):近くのより安全な場所へのプッシュ型誘導ナビアプリ
■災害後
  • 避難所安心ネットワーク:避難所間の連絡とインターネット接続(NICTのNerveNet)で安否確認/支援。普段は地域住民に無料WiFi提供(どこかで実施しているサービスに似ていてもOK。独自アイデアを追加して発表する)
  • アバターで復興支援:遠隔地からアバター(ショベルカーや運搬ドローンだけでなく作業ロボットまで)で復興支援できるサービス(B5Gを活用。実現するための課題も議論して発表する)
  • 被災家屋のメッシュネット防犯システム:自立電源で動くセンサ通信装置を各被災家屋に置きそれぞれが無線メッシュ接続することで被災直後から被災地域の見守りができるサービス。

問い合わせ先

レジリエントICT研究センター
企画連携推進室 

Tel: 022-713-7511

Fax: 022-713-7587

E-mail: ideathonSendai@ml.nict.go.jp