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 レジリエントICT研究センターは、2023年8月25日に青森県十和田市(11か所)と七戸町にて実施された「青森県総合防災訓練」(主催:青森県及び十和田市)において、レジリエントICTに関する研究開発成果の展示を東北総合通信局と共同で実施しました。本訓練は、災害発生時の迅速かつ的確な対応と防災体制の強化および地域住民の防災意識の高揚を図る目的で防災の日(9月1日)前後に毎年実施されていたもので、新型コロナウィルス禍や大雨被害による中止を経て4年ぶりの開催となりました。今回は、十和田市で震度6強の地震が発生し、市街地での建物倒壊や山間部がけ崩れによる孤立集落の発生を想定した訓練が実施され、総務省(東北総合通信局)、国土交通省(東北地方整備局)、気象庁、自衛隊、消防、警察、東北電力、各通信会社等、89機関・団体 約3,500人(主催者集計)の参加・来場がありました。
 
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訓練の状況
  当センターは、訓練会場の一つである十和田市中央公園の展示スペースで次の3件の研究開発成果を展示しました。
  1. 設置場所の制約が少なく低遅延・高品質映像伝送が可能な「映像IoT技術」のパネルおよび動態展示
  2. 災害に強いネットワークシステム「NerveNet」のパネル展示
  3. 通信途絶地域との情報共有を可能とする「ダイハードネットワーク」 のパネル展示
 展示ブースには、本訓練の統監である宮下宗一郎青森県知事をはじめ多くの参加者にお越しいただき、校外学習で訪れた小学生たちは「映像IoT技術」によるカメラ映像に興味を示していました。
 
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NICT展示ブースの状況
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展示会場の状況
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小学生の校外学習
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宮下知事にご説明しました