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2026年7月6日-10日にイタリア・ミラノで開催された国際会議ICUFN 2026において九州工業大学との共同研究の成果がBest Paper Awardを受賞しました。
 
[受賞題目]
Adaptive Payload Length Control for Uplink Communications in LoRa-Based LEO Satellite IoT Networks
 
[著者]
Sakutaro Anzai and Daiki Nobayashi (Kyushu Institute of Technology), Kenichi Takizawa (NICT), Kazuya Tsukamoto, Takeshi Ikenaga, Nova Khamsah (Kyushu Institute of Technology), and Goshi Sato (NICT)
 
[概要]
衛星IoT通信でより確実なデータ伝送を—通信状況に応じて送信データ量を自動調整する新技術を提案
 災害発生時など、地上の通信インフラの利用ができない場所でもセンサーデータを収集する手段として、低軌道衛星(LEO)を利用したIoT通信が注目されています。しかし、衛星は高速で移動しているため、通信品質が刻々と変化し、データが届きにくくなることが課題でした。
 本研究では、通信状況に応じて1回の送信データ量(ペイロード長)を自動的に調整する新しい制御方式を提案しました。通信状態が悪いときには送信データ量を減らして通信の成功率を高め、通信状態が良いときにはデータ量を増やして効率よく情報を送ります。
シミュレーション評価の結果、提案手法は従来方式と同等以上の通信成功率を維持しながら、衛星が受信できるデータ量を最大で約8%向上できることを確認しました。 
 本成果は、災害監視、インフラ監視、環境計測などの分野において、地上の通信インフラがない場所であっても、少ない電力で広域なデータ収集を実現する衛星IoTシステムの高度化に貢献することが期待されます。