時空間同期・標準時供給プロジェクト
このプロジェクトでは、必要とされる場所での正確な時刻を提供することを目指しています。プロジェクトで実現する技術は、正確でトレーサブルなタイムスタンプを様々なビジネスに提供するものです。NICTのネットワーク・タイム・プロトコル・サーバー(NTPサーバー)は、毎日100億回に迫る膨大な数の時刻問い合わせ要請に答えています。
将来を見据えた応用として、原子時計チップの小型化に関する研究を推進しています。また、これらの超小型原子時計を動的に多数接続する一方で、こうした時計網を定常運用されたより高性能の時計に繋げ、先進的なクラスタ時計インフラとして構築する研究も行っています。
また、新たに開発した無線双方向時刻同期技術(Wi-Wi)は、低コストでのナノ秒レベルの無線時刻同期を提供することができます。
時空間同期と時刻供給の各プロジェクト
標準時刻・周波数発生プロジェクトの一環として、時刻・標準周波数信号が配信され、日本標準時を利用することが出来るようになっています。